ここ10年以上、クリーニングの仕上げに関するトラブルでトップを独走しているのは「シミや汚れが落ちていない」ことへの不満だそうです。

シミ・汚れ落ちへの不満について

お店から服を引き取り、ビニールを開いてみると、ピシッとプレスされ、一見きれいになったように感じます。でも、よく見ると胸元の食べこぼしが落ちていなかったり、淡い色のジャケットが全体に何となくくすんでしまった…、などというケースは少なくないようです。

シミが抜けない理由はいろいろ考えられます。

クリーニング担当者がシミを見落としてしまった、劣化した洗剤を使っているなど、お店側の対応が原因の場合は、評判のよいお店に乗り換えることしか対策法がありません。でも、ユーザー側の不備からトラブルを起こした場合は、しっかりと予防策を立てることができます。簡単な例を挙げて説明しましょう。

汚れを放置し、染み付いてしまった衣類だった
シミや汚れがついてしまったら、できるだけ早く自分で処置し、その後お店で相談してみましょう。

シミの種類を把握していなかった
シミには水溶性、油溶性、そして水と油の混合型があり、それぞれ処理の方法が違います。お店に預ける時は、シミの種類をしっかり伝えることが大事です。

ボタンや付属品の扱い

次いで多いトラブルが、戻ってきた服のボタンが破損していたり、無くなってしまうなどの事故です。持ち主にとっては大変ショックなことですが、現在のクリーニングシステムでは、個別で洗うことはまずなく、たいていは集荷された他のお客さんの服と一緒に処理されます。ですから付属物の破損や紛失のリスクはありますし、特殊な素材で作られたボタンや付属アクセサリーは溶剤で劣化を起こすこともあります。

大切な服でしたら、事故を防ぐため、ボタンやアクセサリーははずした上で預けましょう。また、普通のボタンの場合でも、綴じ糸がゆるんでいないか確認しておくと紛失を防ぐことができます。