プロの手に任せる方法として、たいていの方は、まずドライクリーニングを思い浮かべるでしょう。これは、処理方法の中でも一番ポピュラーな方法です。

ドライクリーニングで落とせる汚れ

その工程は一見、普通の洗濯と同じように思えます。しかし、衣服は洗剤を溶かした水ではなく、有機溶剤の液に浸します。そしてドラム式の洗濯機で回転し、汚れを落とします。その後、すすぎや溶媒の除去を行った上で乾燥機にかけ、スチームで形を整え、仕上げる流れです。

ドライ式は、口紅などの油脂系汚れに威力を発揮します。また、生地の縮みや型崩れを起こしにくいというメリットがあり、デリケートな衣類の洗濯に適しています。

ただし、どんな汚れでも落とせるわけではありません。汗や食べこぼしなどの水溶性汚れに対しては効果が弱いため、場合に応じて、水溶性洗剤を加えて欠点を補うこともあります。

専門店ならではの水を使った洗濯

生地の素材、また汚れの種類や度合いに応じて、家庭でもおなじみの水を使った洗濯法を用いる場合があります。専門業者の水洗いは、場合によってはドライ以上に難しいようです。

ウェットクリーニング
本来はドライクリーニングが指定されている衣服でも、汗などの水溶性汚れがひどいものは、ぬるま湯と中性洗剤を使って丁寧に洗うウェットクリーニングが用いられます。もともと水洗いに適していない衣類を水で洗うことになるので、熟練したデリケートなテクニックが必要です。

ランドリー
お湯を使って洗濯機で洗う方法です。家庭用洗濯機と原理は同じですが、60℃から70℃の熱いお湯を使うこと、また「ワッシャー」と呼ばれる専用機で叩きつけるように洗うため、汚れがよく落ちます。耐久性のある生地を使った白衣やシーツなどに用います。

わたしたちが、専門店を利用する大きな理由の一つに、プロならではの美しいアイロン仕上げがあります。家庭ではなかなか上手にできない肩や襟などの細かい部分も、人体の形をした台と重さのあるアイロンを使い、丁寧にシルエットを整えていきます。