宅配クリーニングとは、自宅から一歩も出ることなく注文から受け取りまですべて済ませることができるサービスです。

インターネット時代の新しい洗濯スタイル

「ご用聞き」という言葉をご存じでしょうか。昔は、魚屋や酒屋など、地域の個人商の店員さんが、各家庭の玄関まで注文を聞きまわっていたのです。

クリーニング店も同様で、注文があればその場で服を受け取り、仕上げた服を玄関先まで届けてくれました。

宅配クリーニングは、いわばその進化形です。インターネットという“商店街”の御用聞きフォームから、必要な時だけお客の方から注文すると、デリバリー専門の業者さんが家まで受け取りに来てくれます。

クリーニング店に届いた衣類はすぐにプロの手で洗われ、再びデリバリー業者が玄関まで届けてくれるわけです。

21世紀生まれの新しいクリーニング

現在の宅配クリーニングシステムが生まれのは、ネットショッピングやデリバリーが一般家庭にも普及した2005年前後だといわれています。

全国すみずみまで配送網をもつ宅配業者やコンビニエンスストアと、郊外に処理工場をもつ業者とが提携し、各地からすばやく衣類を集めて処理します。

そして、再び業者を使って返送するというシステムは、大手業者のように、町に「専用受付カウンター」を設置する必要がないという大きな利点があります。少ないコストで全国のユーザーへ働きかけることができる画期的な業態として、ここ2年ほどで急速に注目度が高まりました。

業者の増加につれてサービスメニューも進化し、ドライクリーニング中心のオーソドックスなプランから、ふとん丸洗い特殊しみ抜きや表面加工つきセット、またオフシーズンの服をそのまま預かってもらうクローゼットサービスなど、年々個性的なプランが生まれ、各社がしのぎを削っています。